平成24年12月26日実施
八女福島の「町家・町並み・ぼんぼりまつり」ツアー (八女市)

◆地元コーディネート団体:NPO法人八女町並みデザイン研究会

土蔵造りの町家が並ぶ八女市福島地区。その町並みを保存・継承し活かす活動が多くの市民団体によって行われています。今回は、その福島地区の町並みを見てまわり、市民と行政が協働して行う景観まちづくりについてみんなで語り合います。また「雛の里・八女ぼんぼりまつり」も楽しみます。

10:00  集合 (八女伝統工芸館)
伝統的建造物保存地域である街の概要のお話を聞いたあと、いよいよ町屋めぐりに出発です。

10:15 八女福島のまち歩き

修復された丸林本家。3つに分けられて、それぞれ木工や、カフェなどに貸し出されています。その家賃を、修理費用の返済に充てているとのことでした。町屋は、間口は狭いけれど、奥行きがある造りです。

 

14:00 天降神社(市指定文化財の神殿の彫刻とクスノキ)

 雛の里ぼんぼりまつりの期間中だったため、通りのあちこちに、お雛様が飾られていました。
城下町時代の、道が曲がっている様子がよくわかる造り酒屋の福島酒造前の通り。
現在、修理を行っている堺屋へ。工事中の様子を、今回特別に見ることができました。できるだけ、作られた当時の姿に近づけるように修理が行われていました。
お茶屋のこのみ家へ。江戸時代に、お茶を審査していた「拝見場」を復元しています。母屋は現在も修理中です。

 

14:00 景観まちづくりについて語ろう

NPO法人八女町並みデザイン研究会の活動について、説明がありました。伝統構法を技術者が学ぶだけではなく、子ども達が伝統技術に触れる機会を作ったり、八女地場産の材料を作った家作りを提案したりしていらっしゃいます。
参加者からは、町屋を修理して目指すものはなにか、よそから来た人たちをいかに地元に引き入れていくのか、についての意見が出されました。
 
《参加者の感想》
○丁寧なご説明、ご案内で大変楽しく勉強させていただきました。今後もより深く知りたいと思います。
○町並みを客観的に見るという事があまりないので、そういった立場からの意見を聞く事ができて良かった。
○外から見た八女の素晴らしさに再発見しました。なかなか地元にいては気付きません。
○町屋を再生し、若者を受け入れる体制が素晴らしいと感じた