福岡県では、2004年に公布された景観法の趣旨にのっとり、美しく心地よく生活できる環境づくりをめざして、地域の個性を活かした景観整備に努めてきました。その中でも福岡県は、景観行政団体の充実をはかる一方で、市町村の枠を越えて景観特性が類似した地域が共同してすぐれた景観の維持発展に努める「広域連携」と、従来の行政主導に留まらず、県民の総合的な連携によってすぐれた地域づくりをめざす「福岡県美しいまちづくり協議会」を設置するという、2つの特徴的な方法を確立しました。

福岡県美しいまちづくり協議会は、福岡県と県内の市町村、大学、NPO等の民間団体、個人が横断的に参加する組織で、2007年に設置されました。当初は、行政の他は29団体で発足しましたが、現在では行政62団体、大学7団体、NPO等の民間団体72団体と事業所1団体の計142団体が参加する大きな組織に発展しました。

年に数回の検討会議を開き相互の意見交換をし、すぐれた対策を発表し合い、現地見学会を開催するなどの精力的な活動を行い、さらに年に1回「景観大会」を開催し、発表会や、幅広い年齢層から絵画や写真等のコンテストを行い、展示をしています。コンテストには県民から700点前後の応募があり、地域の魅力を再認識する契機になっています。

福岡県は、自然、歴史、産業、生活と多様で魅力的な景観が広がっています。それぞれの個性を活かしながら、県民が力を合わせてすばらしい景観を育てていきたいと思います。


《平成28年度役員》   会  長 佐藤 優 (九州大学名誉教授、神戸芸術工科大学副学長)
               副会長 北村 速雄 (NPO法人 まちネット人ネット九州 会長)
               事務局 福岡県都市計画課

 

《平成28年度の部会》     
  これらの部会を中心に活動を行います。

部会

 

《平成28年度活動予定》   
         ・5月21日 第10回福岡県景観大会開催
         ・福岡県美しい景観選 作品募集
         ・景観展の開催
         ・会員交流会の開催
         ・福岡県風景100選の実施
         ・会員向け学習会の開催
         ・景観発見&体験体感ツアーの開催